インプラントについて
インプラントの治療は安全ですか?
はい、インプラントは安全・安心な治療法です。
インプラントは身体に害のないチタンでできています。
チタンは骨とくっつく(結合する;オッセオインテグレーション*)性質があり、また生体親和性がよく為害性のない身体にやさしい安全な材料で、整形外科でも骨折の治療などに使われています。現在、主流のインプラントもチタンで作られていますので安心です。
徹底した衛生管理下で治療をおこないます。
歯の治療は清潔な環境の下で減菌・消毒した機材を用いておこないますが、とくにインプラントの治療は使いきりの機材を多用するなど、徹底した衛生管理下でおこないます。
正確な診断と綿密な治療計画を立て、慎重に治療をおこないます。
インプラントの治療は、まず正確な診断と綿密な治療計画を立て、それに基づいて慎重に手術をおこないます。また、内科的な理由でより注意を要する場合は、かかりつけの医師と綿密な連携をとり、麻酔科医による全身状態のモニタリング下で手術をおこないますので、ご安心ください。
*1965年、スウェーデンのブローネマルク博士によりチタンと骨とが直接結合する現象(オッセオインテグレーション)が発見され、チタンを使用することによってインプラントの成功率は飛躍的に向上しました。
インプラントはどのくらいもちますか?
適切な治療を受ければ、インプラントは通常10数年以上持つことが一般的です。
現在の骨と結合させる方式のインプラントは、スウェーデンのブローネマルク博士によって1965年に初めて臨床応用されました。このインプラントは、その後約40年、患者さまがお亡くなりになるまで機能していました。
そして、現在広く使われているインプラントは骨としっかりくっつく純チタン製ですので、生着率*も飛躍的向上しています。下の表はインプラントの生着率の臨床報告です。5年または10年経過した時点で95%以上の生着率がほとんどです。このように適切な治療を受ければインプラントが長く持つことは、証明されているのです。
*生着率とは、インプラントが体になじんで、本来の働きをする割合とお考え下さい。
しかし、お口のお手入れのでき具合などによって、インプラントがもつ期間は変わってきます。
インプラントそのものはチタンでできているので、虫歯になることはありませんが、毎日のお口のお手入れがきちんとできていないと、天然の歯と同じようにインプラントの周りに炎症が起きて、インプラントの除去に至る場合もあります。つまり、お口のお手入れのでき具合によって、インプラントのもつ期間が変わってくるのです。
また、喫煙の有無もインプラントが持つ期間に関係します。非喫煙者のほうが喫煙者よりもインプラントが長持ちするといわれています。
さらに、噛む力もインプラントがもつ期間に影響してきます。あごの筋肉が発達して噛む力の強い人、歯ぎしり、食いしばりのある人は、インプラントが壊れることもまれにあります。これを防止するために、「ナイトガード」といわれるマウスピースを夜間つけていただくことがあります。
インプラントの治療期間はどのくらいですか?
最短でおおよそ4カ月から半年ほどで、その間1~3週間ごとにご通院いただくことになります。
インプラントの治療期間は、インプラントを入れる場所が上あごか下あごかなどで差がありますが、最短でおおよそ4カ月から半年ほどになります。その間は、だいたい1週間から3週間ごとにご通院いただくというケースが一般的です。
ただし、あごの骨の量が少ないために骨を作る手術が必要であったり、残っている歯が歯周病にかかっているため治療が必要な場合などは、半年から1年程度治療期間が長くなります。
では、インプラントの治療がどのような流れでおこなわれるのかについて、2回法インプラントを例にとってイラストで説明していきましょう。
カウンセリング
失われた歯の数・インプラントを埋め込む骨の量や質・位置など、CT(断層写真)を撮って頂くことによってインプラントが可能か、また何本インプラントを埋めるかなど、治療の計画を立てます。此処では2回法を紹介していますが、1回法を選ぶ場合もあります。
1次手術<30~90分>
ドリルおよび骨ノミで骨に穴を明けインプラントを埋め込みます。
治癒期間
1次手術後、2~4ヶ月の治癒期間をおくことで、インプランと骨が強い力で結合します。 この期間、仮の歯を使用できる場合もあります。
2次手術<30~60分>
歯茎を開いて人工の歯を取り付ける準備をします。
人工の歯を作製・装着
歯茎が治った時点で型を取り、人工の歯を作ります。形や色は患者さんにあわせて作製し、インプラントに取り付けます。
インプラントはどんな人に適していますか?
ご飯がおいしく食べられない、声を出す時に不便を感じる、入れ歯を使用するときに異物感や痛みがある、どうしても入れ歯は入れたくない、などという方におすすめします。年齢的には顎の骨が完成する20歳前後から、健康な方なら基本的にはどなたでも可能です。ただし、妊娠中の方、全身疾患のある方などは制限される場合がありますので、先生にご相談ください。
手術時に痛みはありますか?
手術は局部麻酔をして行いますので、痛みに関してあまり心配はありません。
入院が必要ですか?
入院の必要はほとんどありません。通院で治療が可能です。
治療終了後、気をつけることはありますか?
常に口の中の衛生状態を良好に保ってください。定期的に検診を受け、先生や衛生士さんの指導に良く従っていただくことも大切です。
非抜歯矯正について
いつから始めるの?
異常に気付いたときがスタートラインです。もちろん大人になってからでも始めることが出来ますが、なるべく早めに治療開始されることをおすすめします。
永久歯は抜きますか?
狭い歯並びの土台の方を広げるための方式ですので、原則として抜くことはありません。顔つきが変わることもなく、身体に優しい方法です。
痛くありませんか?
多少の痛みや違和感を感じることがありますが、ほとんどの場合慣れてしまう程度のものですので、ご安心ください。
いつ入れるの?
一日中装着していただくと、より早い効果が期待できますが、家に居るとき(就寝時も含みます)だけ装着していただくだけでも十分な効果があります。
歯みがきは?
いままで通りのみがき方で大丈夫です。治療中の特別なみがき方等はありません。
治療期間は?
症例にもよりますが、早い例では1年、平均3~4年、時には5~6年かかることもあります。患者さん自信の努力次第で異なってきます。
大人ではだめですか?
あきらめないでください。大人の方でも十分に治療可能です。
費用は?
保険がききませんが、従来の矯正料金より安価です。
どの位の間隔で通院するの?
原則としてはじめのうちは月に1回位です。慣れてきたら、経過によって2~3ヶ月に1回位になります。
いつ終わりますか?
症例や個人差により異なりますが、患者様にご満足いただいた時が終了時期といえるでしょう。
成功へのキーポイントは?
患者様の努力にかかっています。私たちは出来る限りのお手伝いをさせていただきます。
ホワイトニングについて
ホワイトニングでどの程度白くなりますか?
変色の原因や程度・歯の質等により、個人差があります。あくまで、その方の元の歯の色合いから徐々に白くなりますので、ご希望される白さにはならない方も少なくはありませんが、「どの程度まで白くなるのか」又「どの程度白くするか」を、確認しながら進めていきます。
どんな歯でも誰でもホワイトニングできますか?
ホワイトニングには適応症があり、又、白く出来る限界もあります。患者さんの歯がホワイトニングに適しているのか、十分にカウンセリングを致します。
ホワイトニングって痛くないのですか?
ホワイトニングは歯を削ったり、麻酔をしたりしないので痛みはありません。但し、ホワイトニング開始前に虫歯の治療は済ませておく必要があります。
ホワイトニングで白くなった歯は永久ですか?
ホワイトニング効果が永久に持続するのが望ましいのですが、残念ながらそうではありません。その方の歯の性質や生活習慣によって異なります。一度手に入れた白さをなるべく長時間維持する為には、オフィスホワイトニングの場合は3~6ヶ月に1度、ホームホワイトニングの場合は2~3年に1度の追加ホワイトニングをしていく必要があります。追加ホワイトニングを定期的に行うことにより、再着色しずらい歯になっていくという結果が報告されています。再着色する理由としては、食物などによる外因性着色や年月とともに色調が濃くなるという自然現象等があり、ゆっくりではありますが、術前の状態に戻っていく現象があります。
妊娠中のホワイトニングは可能ですか?
妊婦・胎児に対して問題があるという文献は無いのですが、問題が無いという文献もありません。
したがって安全性が確認されていない事から、適応外とさせていただいております。
審美歯科について
審美歯科ってなんですか?
審美歯科とは美しさに焦点を当てた総合的な歯科医療分野のことです。つまり、歯の色、歯並び、口臭、歯茎の色など全て含まれます。
歯周病について
どうして歯周病になるの?
歯周病・歯槽膿漏も虫歯と同じ感染症です。歯周病は特殊な細菌により引き起こされています。その細菌を媒介するのがプラーク(歯垢)です。ですから歯の周りにこのプラークが付いていないこと、あるいは歯石がついていないことが歯周病を起こさないためには重要です。それ以外にも歯周病・歯槽膿漏を起こす原因があります。それは「歯にかかる過大の力」「ストレス」「たばこ」「糖尿病」などですが、それらが複合的に関与して歯周病の発症と進行をもたらしています。この中で最も歯周病にとって問題なのがプラーク(歯垢)とたばこです。
デジタルレントゲンについて
従来のレントゲンと何が違うのですか?
デジタルレントゲンは従来のレントゲンよりも被ばく量が10分の1のため人体にやさしい上、デジタルなので現像の必要がないためすぐに見ることが出来て、画像が鮮明できれいです。現像液などを使用しないため地球にもやさしいです。そして保険適応です。
虫歯治療について
虫歯の治療はしたいのですが痛いのは嫌いです。何か良い方法はありませんか?
当歯科医院では減痛治療をおこなっております。レーザー治療や電動注射器などを活用しなるべく痛みがない治療を実践しています。安心してご来院ください。
レーザー治療について
レーザーってなに?
簡単にいうと、レーザーとは非常に高いエネルギーをもった人工の光です。この光を利用して様々な治療に役立てることが可能です。
安全性は?
強い光なので目に対する注意が必要ですが、保護メガネをかけることで、安全にレーザーを遮断する事ができ、安心です。
レーザーはなぜいいの?
口腔内(お口の中)には雑菌がたくさんいます。レーザーは雑菌を殺す役目と治療後の感染経路となる出血部位の止血と消毒を熱効果により行うため予後(治療後の経過)が非常に良いのです。