矯正歯科の先進国であるアメリカやヨーロッパでは、 成人前に40%もの人が矯正歯科の治療を受けています。
最近では、日本においても矯正歯科の治療に対する関心が高まりつつあります。
矯正歯科治療は、美しい歯並びやすてきな笑顔をつくるだけでなく、虫歯、歯槽膿漏、咀嚼障害やその他いろいろな病気を予防するためにも大変重要な歯科治療です。
審美性と健康を向上し、より健やかで快適な生活を送ることが矯正歯科治療の目的です。
非抜歯矯正
歯を抜かないで、顎を拡げる、保存の立場に基づいた治療法です。
- 大切な歯を抜かずに治療する事を前提としています。
- 床矯正装置を装着し、顎を拡げ、歯を移動させます。
- 食事の時以外は、装着していただきますので、患者さまの協力が不可欠です。
早期治療ならば、成長に合わせて顎を広げやすく、一般的な矯正よりも安価です。
従来の矯正治療との比較
従来の治療法 | 非抜歯矯正 | |
---|---|---|
装着時間 | 一日中 | 家に居るときだけ |
装着 | 固定式 (取外せない) |
可撤式 (取外せる) |
見た目 | 目立つ | 目立たない |
歯を抜くことが | ある | ない |
虫歯に | なりやすい | 影響なし |
施術期間 | 2~3年 | 3~4年 |
費用 | 高い | 安い |
マウスピース矯正
見た目がきにならない 透明な矯正装置
見た目がネックで矯正に踏み切れなかった方へ
インビザラインやクリアアライナーは、透明で見た目を気にせずにすむ矯正装置です。
プラスチックでできており、薄いマウスピースをイメージしていただけると良いと思います。
外見上、装置をつけていることは、ほとんどわかりませんので、矯正装置の見た目が気になり、矯正治療に踏み切れなかった方にも安心して治療して頂けます。
マウスピース矯正のメリット
- あらゆる矯正法の中で、最も目立たない。
- マウスピースは取り外し式なので、清潔。
マウスピース矯正のデメリット
- 歯を抜かなくて済むような、比較的簡単な矯正にしか使用できない。
- ほとんど1日中マウスピースを装着しておく必要があるが、これは患者本人が行うため、患者がマウスピースの装着をさぼることがある。(さぼると治療期間が延びる)
- 矯正によって歯根吸収(歯の根っこが溶けてしまうこと)が起こってしまうことがある。歯根吸収の原因は不明だが、万が一重度の歯根吸収が起こってしまった場合には、矯正治療の中止や、歯の連結・固定などが必要になることもある。